[[index.html|一言芳談抄]] 巻之下
====== 95 賀古の教信は西には垣もせず・・・ ======
===== 校訂本文 =====
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賀古(かこ)の教信(けうしん)(([[:text:k_konjaku:k_konjaku15-26|『今昔物語集』15-26]]参照。))は、西には垣(かき)もせず、極楽と中をあけ、あはせて本尊をも安ぜず、聖教(しやうげう)をも持(ぢ)せず、僧にもあらず、俗にもあらぬ形(かたち)にて、常に西に向ひて念仏して、その余(よ)は忘れたるがごとし、云々。
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===== 翻刻 =====
賀古教信(かこけうしん)は。西には垣(かき)もせず。極楽(ごくらく)と中をあけ。あは/ndl2-13r
せて。本尊(ほんぞん)をも安(あん)ぜす。聖教(しやうげう)をも持せず。僧(そう)にも
あらず。俗(ぞく)にもあらぬ形(かたち)にて。つねに西(にし)に向(むかひ)て。念仏
して其餘(そのよ)は忘(わすれ)たるがごとし云々/ndl2-13l
https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/2583391/1/13