[[index.html|隆房集]] ====== 78 おのづから隙だにあらば逢ひ見んと頼みしことは慰みもしき ====== ===== 校訂本文 ===== [[s_takafusa077|<>]] 「わりなき隙(ひま)もあらば、いかで」など言ひし限りは、それに慰(なぐさ)みて、心もゆかしき。今は一筋に思ひ放ちたることのあさましさは、   おのづから隙だにあらば逢ひ見んと頼みしことは慰みもしき [[s_takafusa077|<>]] ===== 翻刻 =====  わりなきひまもあらはいか  てなといひしかきりはそ  れになくさみて心もゆかし  きいまはひとすちに思はな  ちたる事のあさましさは をのつからひまたにあらはあひみんと たのみしことはなくさみもしき/s35r https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100002834/35?ln=ja