全五巻からなる鎌倉時代後期の日記文学。作者は後深草院二条。
内容は二部に分けられ、巻1〜3までの前半は14歳から28歳までの後深草院・雪の曙・有明の月 らとの愛欲生活の赤裸々な告白、巻4〜5の後半は出家後、二度にわたる修行の旅の紀行文的な内容となっている。
天下の孤本で、宮内庁書稜部本蔵御所本が唯一の伝本。他に断簡がある。