一言芳談抄 巻之上
又、或人(あるひと)に教へて云はく1)、「人の命は、うまき物を大口に食ひて、むせて死ぬることもあるなり。しかれば、南無阿弥陀仏と噛んで、南無阿弥陀仏とて、くと飲み入るべし」。
又或人(あるひと)にをしへて云。人の命(いのち)はうまき物(もの)を。大口(ぐち)にくひ てむせてしぬる事もある也しかれは南無あみた仏/ndl1-7l
https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/2583390/1/7
とかんで。南無(なむ)あみた仏とて。くとのみ入べし/ndl1-8r