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醒睡笑 巻6 うそつき

7 俗も出家も貴きも賤しきも人はただあるべきやうに振舞ふべし・・・

校訂本文

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俗も出家も貴きも賤しきも、人はただあるべきやうに振舞ふべし。その分に過ぎたるは、かへつてその恥多かるべし。

  何と涙の袖にあまれる

  草も木も葉に随へる露の世に  祇公1)2)

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翻刻

一 俗も出家も貴も賤も人は唯有へき様に
  振舞へし其分に過たるはかへつて其恥多
  かるへし
   何となみたの袖にあまれる/n6-63r
   草も木も葉に随へる露の世に 祇公/n6-63l
1)
宗祇
2)
次条の「七字の口伝」と内容的に続く。