醒睡笑 巻6 うそつき
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俗も出家も貴きも賤しきも、人はただあるべきやうに振舞ふべし。その分に過ぎたるは、かへつてその恥多かるべし。
何と涙の袖にあまれる
草も木も葉に随へる露の世に 祇公1)2)
一 俗も出家も貴も賤も人は唯有へき様に 振舞へし其分に過たるはかへつて其恥多 かるへし 何となみたの袖にあまれる/n6-63r
草も木も葉に随へる露の世に 祇公/n6-63l