醒睡笑 巻7 謡
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「三輪1)に、『ある夜のむつごとに、御身いかなるゆゑにより』とは、作意もない作りやうかな。総じて理のすまぬ文章や。ただ、『ある夜の六つ時に、御身いかなるうへにのり』と直したらばよからう」と。
一 三輪にある夜のむつこどに御身いかなるゆへに よりとは作意もないつくりやうかなさうして 理のすまぬ文章(ふんしやう)やたたある夜の六つ時 に御身いかなるうへにのりとなをしたらば よからふと/n7-39l