隆房集
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白き鳥をかふが1)、そなたの梢(こずゑ)に飛びかよふにつけても、「ありやなしや2)」と問ひけん心の内も推し量られて、
君が宿の梢にかよふ鳥ならば思ふ心を行きてさへづれ
しろきとりをかうかそなた のこすゑにとひかよふにつけても ありやなしやととひけん心のうち もおしはかられて きみかやとのこすゑにかよふとりならは おもふ心をゆきてさへつれ/s19r
https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100002834/19?ln=ja