隆房集
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神の社(やしろ)に参りて、御幣(みてぐら)奉りし折も思ひ出でられて、「神の験(しるし)にもこれを思ひ忘れん」と思ふにそへて、いやまさりなりしかば、
これもまた神はうけずぞなりにける御手洗川(みたらしがは)の禊ぎのみかは
神のやしろにまいりてみて くらたてまつりしおり も思いてられて神のしる しにもこれを思わすれんと おもふにそへていやまさり/s36r
なりしかは これもまた神はうけすそなりにける みたらし川のみそきのみかは/s36l
https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100002834/36?ln=ja