つくづくと思ひ続くれば、この世一つに、「恋ひし」「かなし」と思ふだに、いかがは苦しかるべき。その後の世に深からん罪の心憂さに、
浅からぬこの世ひとつの歎きかは夢より後の罪の深さよ
つくつくとおもひつつくれは/s38l
https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100002834/38?ln=ja
この世ひとつに恋しかな しとおもふたにいかかは くるしかるへきそののち のよにふかからんつみの心う さに あさからぬこの世ひとつのなけきかは ゆめよりのちのつみのふかさよ/s39r