徒然草
不幸に愁へに沈める人の、頭(かしら)おろしなど、ふつつかに思ひ取りたるにはあらで、あるかなきかに門さしこめて、待つこともなく明かし暮らしたる、さるかたにあらまほし。
不幸に愁にしづめる人のかしらお ろしなど。ふつつかに思ひとりた るにはあらで。有かなきかに門さしこ めて。まつこともなく明し暮したる。 さるかたにあらまほし。顕基中納言/w1-5l
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のいひけん。配所の月罪なくて見ん 事さも思えぬべし/w1-6r
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