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text:takafusa:s_takafusa072

隆房集

72 声をだにもの思ふわれに聞かせずは驚くほどの歎きせましや

校訂本文

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ものを隔てて、人と戯(たはぶ)れなどする声を聞くにつけても、思ふことなきさまなるも恨めしきものから、また忍びがたくて、

  声をだにもの思ふわれに聞かせずは驚くほどの歎きせましや

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翻刻

 ものをへたてて人とたはふ
 れなとするこゑをきくに/s32l

https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100002834/32?ln=ja

 つけても思事なきさま
 なるもうらめしきものから
 またしのひかたくて
こゑをたにもの思われにきかせすは
おとろくほとのなけきせましや/s33r

https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100002834/33?ln=ja

text/takafusa/s_takafusa072.txt · 最終更新: 2024/05/22 21:28 by Satoshi Nakagawa